開店から4年目のベーカリー(パン製造小売業)のストアブランド再構築のご依頼でした。職人気質の店主のこだわりのパンづくりは本格的で品質も高く、とても美味しいパンです。しかし、近隣の商圏は古い住宅街であり高齢者が比較的多いエリアです。ターゲットとしたい、しっかりと生地を練り込んだボリュームのあるパンをがっつり食べたい!そういった顧客層にリーチする事が課題でした。また、開店当初に作成したロゴなどのブランド要素は、店主が求めるブランドを表現できていないことも気になっていたそうです。
そこで、店主ご自身のパンづくりにかける想いをあらためてヒアリングしつつ、どのようなブランドを構築していきたいのか打ち合わせを重ねました。パンづくりにおいて重要となる小麦を中心とした素材へのこだわり、店名の竹にかけた経営者としての想いなど、それらを聞かせていただく中で麦と笹をモチーフとしたロゴタイプを作成、書体にはオーソドックスで竹の節の風合いもある「Copperplate」を採用しました。
ストアブランドの再構築にかけては、販促戦略として重視していたショップカードの他にもいくつかの販促品を作成する必要がありました。それなりに費用もかかってしまうので、小規模事業者持続化補助金の活用を提案しました。応募申請後、無事に採択され一連の事業を完了する事ができました。