課題解決に向けてブランドの構築をお手伝いします。

顧客や取引先などから、貴社はどう「思われたい」ですか?
強いブランドは、顧客や取引先が感じる貴社への印象と、この「思われたい」理想像が一致しています。
この理想像を全社的に共有するための勉強会やワークショップを提供します。

関係性の強化

経営者の世界観と会社の進む方向性が明らかになって顧客や取引先などとの関係構築の円滑化が期待されます。また、将来像や目標が見え、仲間との意識が共有されることによって従業員の士気の向上が可能です。

無形資源の獲得

一般的に中小企業・小規模企業経営の有するモノ=有形資源は競合する大企業には敵いません。多くの場合経験やノウハウなど無形資源を強みとしますが、ブランドは今後の強い無形資源として構築が可能です。

数値的な向上

ブランディングにおける顧客との関係強化の過程で関連購買や口コミによる売上高向上が期待されます。また、計画的な仕入れや外注費の運用によって費用を圧縮し、延いては利益率の向上を図ることが可能です。

資料1-1(里川基)
ワークショップの流れ

1.

経営理念の整理と環境分析

先ずは経営理念や創業の想いなどを整理しましょう、なぜブランドの構築が必要なのでしょうか。最初は思いつくままディスカッションできれば十分です。次に、競合他社や市場ニーズを考察しながら、自社の強みがどう活きるか検討を行います。ここではどのような「市場機会」がありそうなのか幾つかの仮説を立てていきましょう。

強みは「無形資源」に着目!

自社の強み、これに即答できる経営者は多くありません。意識していないのに、実はそれが顧客から選ばれる理由であることもしばしば。経験や知識、ノウハウなど無形の経営資源がヒントです。

2.

競争戦略の策定

ここでは「市場機会」の仮説を検証するために踏み込んだ分析を進めます。事業を取り巻く社会の動向や顧客ニーズの変化など、自社ではどうすることもできない機会(チャンス)と脅威(ピンチ)を検証します。そして先に仮説とした「市場機会」は本当にチャンスを捉えた取り組みなのか、逆にピンチへの対応は必要ないのか、戦い方を考えます。

戦略 = 戦いを略 (はか)る

戦略というと仰々しい響きですが、言い換えれば戦わずして勝つこと。顧客と自社だけの市場が理想ですが、例えば、限定や専門など何かを絞り込むことはそんな市場をつくる一つの考え方です。

3.

課題の抽出と解決策の検討

戦い方を決めましたが、足元を見ると何やら問題山積なことに気がつくと思います。資金のこと?人材のこと?販路のこと?でも立ち止まるわけにはいきませんので、多くの問題から取り組むべき項目を決め、課題として設定します。また、解決策もいくつかの方法があると思いますが、自社の強みを補強できる方法を具体的に検討しましょう。

問題 → 課題 → 解決策

問題とは思わしくない現状であり、課題でこれを克服する方向性を示し、解決策で具体的な行動を計画します。例えば、問題は売上高減少、課題は新規顧客の獲得、解決策は〇〇という具合です。

4.

目標とスケジュールの設定

課題を克服するための具体的な解決策を決めたら、掛け声倒れにならないように目標とスケジュールを設定しましょう。目標設定では、①経営理念に則していること、②具体的であること、③実際に達成可能なこと、④成果を計測可能なこと、などを確認事項にすると効果的です。中長期の取り組みであれば時期を区切ったスケジュール設定も有効です。

定性目標 + 定量目標

目標設定のもう一つの考え方は定性的と定量的を組み合わせて考えることです。例えば「毎日元気に挨拶する」と「売上高〇〇達成」など。なお、定性目標は経営理念との調和を確認しましょう。

5.

ログラインの作成

ログラインとは、一意には“映画や書籍の簡単な要約”を意味する言葉ですが、ここでのログラインは、自社の商品やサービスが「誰に」「何を」「どのように」提供できるのか、これを端的にまとめた一言紹介文です。お仕事は?貴社の特徴は?問われたらいつでもスラスラ答えられるよう、口にし易く、分かり易い一文にまとめましょう。

顧客 = 主人公

その商品やサービスが顧客のどんな問題をどのように解決するのでしょう。ログラインのポイントは顧客が主人公であり、主人公がその商品やサービスにより成功するストーリーを示すことです。

6.

ユニークな立ち位置の決定

ブランディングとは、経営者および社員の皆様のありたい姿「ブランド・アイデンティティ」と顧客の心象に築かれる「ブランド・イメージ」を一致させる取り組みです。そんな相思相愛の関係性を構築していくためには顧客にとってユニークな立ち位置を占めることが重要。理由は、競合する商品やサービスとは異なることが認識される必要があるからです。

ポジショニングマップ ≒ 軸の選定

顧客の心象における立ち位置の検討にはポジショニングマップを利用します。価値基準と縦横の軸を如何に定めるかがこのステップのポイント、試行錯誤により顧客のインサイトに迫りましょう。

7.

ブランディング施策の計画

ここまで来れば具体的なアクション・プランの計画を行いましょう。ブランド要素とは経営者の想いを表象化し、顧客に訴求するためのロゴやキャッチコピーなど。また、ブランド体験では、どこで、どのように顧客がブランド要素に接触するのか、どう印象を蓄積させるのか、などを計画します。目標を達成するためには何が有効な施策でしょうか。

要素 + 体験 = 心象

デザインや販促施策はとかく見た目や流行に左右されがちです。有名デザイナーのロゴなら顧客に響きますか?SNSは本当に必要ですか?皆やっているから…、それだけで顧客から選ばれますか?
  • ブランド勉強会講師 基本料金:100,000円

    ブランドとは何か?貴社内で理解を共有するための講義を提供します。

  • ワークショップのファシリテート 200,000円/回

    貴社の課題に応じてワークショップを設計、通常6〜7回で行います。

  • スポット相談対応 30,000円/回

    ブランド構築やデザインに関する相談をスポットで受け付けています。

当社では、勉強会で意識合わせを行ってから複数回のワークショップに臨み、最終回で成果発表を対外的に行うことをお勧めしています。ブランドという言葉は多義的なためスタートで語義を共有することが大切ですし、最後に発表会を行うことで達成感を得るだけでなく成果が参加者の自分ごとになるからです。

また、少し話を聞きたい、簡単な相談なんだけど…。そんなご連絡も大歓迎!以下の専門家派遣制度のご利用が可能であれば費用負担が軽減可能です。
・千葉県商工会連合会(県内商工会地域の会員事業者の方が対象)
専門家データベースのフリーワード検索で[ブランド]で検索してください。
・千葉県産業振興センター

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